95万人が参加すると予想された都内最大の花火大会を撮影してきた。
会場周辺だけではなく、公共交通機関も大混乱に陥った。
実際には103万人もの人が集まり、4年ぶりの花火大会が大賑わいであった。
当日の空は、夏の空。夕日に照らされた雲が103万人を見守っている。
撮影方法
用意する機材は、三脚・レリーズである。
重要なポイントは、”花火はすぐ消えてしまう” ことを意識すること。
打ち上げられた花火は、星と呼ばれる光る火薬が放射状に広がり軌跡となる。つまり爆発の瞬間から星の残像が消える一連で、シャッターを切る必要がある。
場合によっては、打ち上げられた瞬間からシャッターを切って、導線が燃えている様子も映したら面白いかもしれない。
撮影設定
シャッタースピード | Bulb |
F値 | f/13~ |
iso感度 | 100 |
これだ!
一つずつ細かく見てみよう。
シャッターボタンを押している間だけシャッターを切る、Bulb機能を使う。
花火が打ち出される瞬間から花火が消え散る直後までシャッターを切ると、下のような画像になる。
花火撮影において明るさを調節するのは、F値とiso感度である。
シャッタースピードは、花火の軌跡を調節するために使用することを意識しておこう。
F値の決定の方法は、花火の大きさ・明るさによって決定する。
これは現場で適宜調節すると良い。
絞り開放で撮影することはなく、f/13以上で撮影することが多い
クライマックスになると大抵の場合、白飛びしてしまう。
白飛びするとRAW現像でも取り戻せないことが多いので、十分に絞ることをお勧めする。
iso感度は100です。
うまく調節することで、白飛びさせず綺麗な状態を撮影することができる。
撮影方法さえ知っていれば、撮影難易度はそれほど高くはない。
まずは人が少ない地方の花火大会や、有料席などのスペースが確保された場所で撮影してみてはどうだろう。