ソール・ライターとは、言わずも知れたアーティストである。
アーティストと言ったのは、写真家だけではなく画家としての才能も開花させ世界中にファンがいるからだ。
そんなソール・ライターの作品を目一杯堪能してきた。
渋谷ヒカリエ 9F
ここが私が一番楽しかったコーナだ。雑誌はその時代の流行を示している。
ソール・ライターが写真家として活躍した時期は、まだ1950年代。
一流雑誌のELLE(エレ)、VOGUE(ヴォーグ)などで、大活躍した。幼少期の頃に学んだ色彩感覚と独特な視点が人気を博した。
スライドフィルムの展示では、写真集に載っている写真のポジが並べられている。鮮やかでリアルな色が特徴で、多くの写真家に愛されているのがスライドフィルムである。
撮影後の補正手段が限られているため、撮影時に正確な露出で撮影する必要がある。
そんなスライドフィルムを覗き込む人々。
自分も撮ってみた。
写真展に行くと、その写真家のことが好きになる。こんな写真を撮ってみたいと思い、カメラを肩にかける。
ソール・ライターは風景に溶け込む人を、優しい色と構図で表現している。
今回は光を意識してみた。東京に落ち込む夕日は、高いビルに遮られてしまう。
わずかな夕日に照らされる瞬間を、大切に切り取っていきたい。
夕日を浴び待つ女性。夕陽に向かって過ぎ去る人。
街を歩く人々に焦点を当てて、寄ったり引いたりして撮影した。
写真展を見ると、その人のことが好きになる。
そうやって自分の感性を磨いていけたらなと思う。
ソール・ライターの原点 ニューヨークの色の詳細はリンクより